イコーフレックス・シリーズ
 ツアイスの二眼レフは1932年ベルリンのゲルツ工場で、製造された。ローライとは全く別のスタイルのカメラである。 系列はT型は普及型、U型は高級型、V型を高級型として、ローライに対抗して作られたが余り人気が無く1960年頃まで 製造されたカメラである。
カメラ名 イコーフレックスT(オリジナル)
製造年月 1932年 シャッター デルバル
B,1/25〜1/100
レンズ ノバー
80mm F6.3
 ローライフレックスとは全くの別の構造、スタイルのカメラである、フィルム装填などはローライに比べ非常にやりにく使い勝手も余り良くない、 スタイルがコーヒー入れる缶ににている事から別名「コーヒー缶」と呼ばれている。前期型と後期型があり、前期型はファインダーフードが総金属製である。 ここに出ている型は後期型である。レンズもこの他にF4.5付きがある。
カメラ名 イコーフレックスU
製造年月 1936年 シャッター コンパーラピッド
B,1〜1/500
レンズ テッサー
75mm F3.5
 オリジナルの次に発売された型で、今までのスタイルを全面的に作り替えられ以降このスタイルが踏襲されている。 この型のもっとも大きな特徴はピント合わせを右側面のレバーで行う事で、その他はネームプレート、巻き上げノブ等が真鍮クロームメッキに なったことである。U型は前期と後期があるが、後期型はピント合わせを大型のノブに変更し、レンズレンズの間に一体型のカバーが付いた事である。 T型に対して高級型ということで、レンズはテッサー、シャッターはコンパーラピッドが付けられている。
カメラ名 イコーフレックスV
製造年月 1939年
シャッター シンクロコンパーB,1〜1/500
レンズ テッサー 80mm F2.8
 大口径のテッサー8cmF2.8を装備した高級機。フイルム装填はスタートマーク合わせ方式で、採用したのはこのイコフレックス3型が最初であったと言われている。 巻き上げもクランク式となり、1巻上げに連動しシャッターチャージがされるセルフコッキングと、カウンターの自動復元も実装された。 シャッター速度と絞り値は、前板上部の小窓で確認可能で、これは先代の旧3型から採用されていたもの。シャッターレバーは、イコフレックスシリーズの特長とも言うべき右側面上部にあり、押し下げてレリーズする方式。 特徴のアルバダファインダーハーフミラーを用いているために前面から見れば鏡面、背面から覗いた時には鮮明なブライトフレームが浮かび上がる。 ピント合わせに連動してピントフード前面が傾斜し、視差を補正する仕組みを採用している。この機種のみフーベルト・ネルヴィン設計である。シリーズ最高傑作といわれている。
カメラ名 イコーフレックスUa(前期)
製造年月 1950年 シャッター コンパーラピッド
B,1〜1/500
レンズ テッサー
75mm F3.5
 U型の後期型の改良機で、上下レンズのカバーをビューレンズ下側のみの低くしたタイプで、ネームプレートを黒の縁取りにした。
カメラ名 イコーフレックスUa(後期)
製造年月 1953年 シャッター シンクロコンパーMX
B,1〜1/500
レンズ テッサー
75mm F3.5
 シャッター前カバーを再びビューレンズの上まで伸ばし、シャッターと絞りの調節をカバー中央部左右のギヤ式にしカバー上部で目盛りが見られるようになった。
カメラ名 イコーフレックスT
製造年月 1938年 シャッター プロンター
B,1〜1/250
レンズ ノバー
75mm F3.5
 オリジナルの次にU型が発売され、オリジナルが製造中止された後U型を簡素化し、登場したカメラである。レンズはイエナツアイス・テッサーで、シャッターも簡素化されている。 初期型はネームプレートが白地に黒であるが、後期型は黒地に白である。又革張りはU型と同じ模様の物を使用している。
カメラ名 イコーフレックスTa(前期)
製造年月 1938年 シャッター プロンター
B,1〜1/250
レンズ テッサー
75mm F3.5
 オリジナルの次にU型が発売され、オリジナルが製造中止された後U型を簡素化し、登場したカメラである。レンズはイエナツアイス・テッサーで、シャッターも簡素化されている。 初期型はネームプレートが白地に黒であるが、この型は黒地に白である。
カメラ名 イコーフレックスTa(後期)
製造年月 1951年 シャッター プロンターSV
B,1〜1/300
レンズ テッサー
75mm F3.5
 この型はネームプレートをクロームからダイカスト製にかえ、シャッターをプロンターSVに変更した。 レンズはテッサー付きとノバー付きがある。
カメラ名 イコーフレックスTb
製造年月 1956年 シャッター プロンターSVS
B,1〜1/300
レンズ テッサー
75mm F3.5
 シャッターをプロンターSVSに変更し、シンクロ接点の切り替えを簡易にし、セルフタイマーのセットを単純にした。 ピントフードはワンタッチ式、ファイルムカウンター窓を大きく下などの色々な改良がされている。 レンズはテッサー付きとノバー付きがある。
カメラ名 イコーフレックスTc
製造年月 1956年 シャッター プロンターSVS
B,1〜1/300
レンズ ノバー
75mm F3.5
 Tb型と同時期に製造され、ネームプレートの部分に単独式のセレン露出計を付けた物、他はTbと同じ。 レンズはテッサー付きとノバー付きがある。
カメラ名 イコーフレックス・ファボリット
製造年月 1957年
シャッター シンクロコンパーB,1〜1/500
レンズ テッサー 75mm F3.5
  ライトバリュー方式で、露出計と連動でシャッターと絞りが連動して変わります、ツアイス社最後の2眼レフとなったカメラです。 フィルムの巻き取りは完全オートマット方式です、普及型に1C型があります。
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